ファンデーションを塗っていても、なんとなく肌がくすんで見える…そういう時には4つの原因が考えられます。自分のくすみがどのタイプなのかを見極めて、効果的な対策を行っていきましょう。
まず一番多いのが、紫外線によってできたメラニン色素のために肌がくすんで見える状態です。これは冬場に紫外線対策をしていなかったり、美白効果のない化粧品を使っている人に出やすいくすみです。このくすみは放っておくとシミ・そばかすの元になるものです。シミ・そばかすになる前の段階でまだメラニン色素が肌表面に出てきていない時点でも、肌はくすんで見えるのです。
次に老化によるくすみです。「肌の曲がり角」という言葉があるように、肌の老化は20代半ば頃から始まっています。アンチエイジングをしていない場合には肌が黄色く見え、くすんだ印象になることが多いのです。
全体的に顔色が悪いタイプのくすみは、血行不良によるものです。肌の細部にまで血液が行き渡らないと、肌はどんよりした色になってしまいます。
最後に考えられるのは古い角質によるくすみです。日頃から化粧ノリが悪かったり、乾燥肌だったりする人はこのくすみであることが多いです。
肌のくすみを解消するためには、肌のターンオーバーについて知っておく必要があります。ターンオーバーとは肌の表皮細胞の生まれ変わりのことで、ターンオーバーがうまくいかないとメラニン色素や古い角質が肌にどんどん留まっていくことになります。
ターンオーバーは一般的に、20代では28日周期、40代では40日周期になるといわれています。年齢にもよりますが、だいたい月に一度くらいの頻度で角質ケアを行っていきましょう。古い角質が肌表面から剥がれ落ちてくれれば、顔色も良くなりくすみが解消されます。また、肌細胞は私たちが眠っている夜に作られています。ターンオーバーを促進させるためには、きちんと睡眠を取る習慣をつけましょう。
そして内側からのケアとして、バランス良く規則正しい食生活を送るようにしましょう。ビタミン剤などのサプリメントを服用するのもいいですね。
紫外線によってメラニン色素ができてしまった人、古い角質が肌に溜まっているせいで肌がくすんで見えるタイプの人は、このターンオーバーに合わせてピーリング剤などを使って洗顔していきましょう。
血行不良によるくすみがある人は、洗顔の時に優しくマッサージすることで顔色を良くすることができます。マッサージパフなどを使うと効果的です。