肌の赤みの原因は、大きく分けて3つあります。
一番多いのはニキビ・ニキビ痕による赤みです。ニキビは肌の炎症なので、周辺で血流が停滞してしまうため赤くなります。これはニキビが治れば自然に解消されますが、肌質によっては痕になってしまうこともあります。
もう一つは、敏感肌によく起こる赤みです。敏感肌の人はだいたい肌の表皮が薄いか、角質層に異変があることが多いです。そのため温度変化や服との擦れなどのちょっとした刺激がすぐ肌の真皮まで伝わってしまい、真皮に傷がついて充血することによって赤みが出てしまいます。
最後の原因は、皮脂の過剰分泌によるものです。毛穴から分泌される皮脂は肌の保護のために必要なものですが、あまり皮脂が出過ぎると細菌や紫外線などによって変化してしまい、肌に刺激を与えることになります。そうすると「脂漏性皮膚炎」と呼ばれる症状が起こり、肌に赤みが出てしまいます。
更にこの状態では皮脂が多すぎるので、ニキビを併発することがよくあります。小鼻周辺によく起こる赤みで、皮脂が少なく乾燥しやすい目元などには起こりません。
肌の赤みを防ぐためには、まずは清潔にしてニキビと脂漏性皮膚炎を防ぐこと、肌に刺激を与えないようにすることが大切です。